また1からこつこつと

最高はひとつじゃないと信じてまたがんばります。

CoderDojo Takadanobaba がはじまった

※これはCoderDojo Advent Calendar 2016 7日目の記事です。

先日(12月3日)にCoderDojo Takadanobabaがスタートしました!

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初回参加者は7名で、ファシリテータは自分がやりました。
高田馬場は大学の最寄り駅の隣で、歩いてこれるのでしばらくは行けそうかなーと思っています。
ここらへんの特徴としては学生街で、近くには学習院(自分の大学)や早稲田など名のしれた大学がいくつかあるので、そこにいる学生たちをうまく巻き込めると定期的に運営できるんじゃないかな〜と思っています。

例えば、自分は教育学科にいるのですが将来小学校の先生になろうと思っている学生がたくさんいます。
2020年には小学校にプログラミング教育が導入されていきますが、そのための訓練という意味でもいいかもしれないです。
少なくとも今時点でうちの学科にはプログラミング教育を学ぶ科目は設置されていないですし、他の教員養成系大学でも未設置なところが多いです。

僕の目標はCoderDojo Gakushuinを立ち上げ、学生自身が自発的にプログラミング教育に向っていく環境を作ることです。
少しずつですがその準備をすすめています。
それに先立ち、先日4年生を対象に2コマプログラミング教育に関する授業をさせていただきました。
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CoderDojo Kashiwaの学生メンターに手伝ってもらい、Scratchを用いたワークショップと文科省が推進していることやプログラミング教育界隈のいろいろなことをレクチャーしました。

こうやって少しずつ土壌を作っていくことで、目標の達成ができればと思っています!


話がだいぶ高田馬場Dojoからズレてしまいましたが、以上でアドベントカレンダーの記事とさせていただきます!

#CDKLT02 の感想

学生メンターを中心としたLT大会2回目を先日やったのでそれの感想をざっと書きます。
まだ見ていない方はYouTubeアーカイブを載せているので見てみるとおもしろいかもです。

www.youtube.com

自分の発表は先日のエントリーを解決する手段としてのAppを時間があるときに作ってみたよというものです。
mjk0513.hateblo.jp

LT中に話している不具合は終わった後にガチプロ高校生と話してたら解決しました。
UserDefaultsに登録するときは処理をわけないとダメなんですね、勉強になりました。

で、僕的におもしろかったのが、以下の3つ。

①:そろばんのはなし
竹内くんプレゼン力爆上げしてる感じがすごく伝わってきた。
トークの内容もおもしろかったし、文句なしって感じです。
あと自分の暗算能力の無さに唖然としました。

②:AfterEffects のライブメイキング
飯島くんが大学で学んでるAeをライブメイキングしてるんですが、Plexusというプラグインを使いこなしてておおおって思いました。
プログラマの端くれとしては、いちいちマウスでやらないといけないとめんどくさくないのかなとも思ってたけど。
ライブ系はみんな引き込まれるからわりといいよね、次回はそういうことやっていきたいです。

③:IoTやろうぜっていう話
飛び入りで参加してくださったドローンワークスの今村さんのトーク。
www.drone.co.jp

失礼を承知で超ざっくりまとめると、柏でIoTをやる土壌はできてるからどんどんやっていこうよという話です。
あとドローンワークスのプロダクトが全部KOILでできてるっていうのもアツい話でした。
ハードウェア側の知識が皆無なので、ちゃんとやっていきたいです。


すいません、ざっくりですが感想こんな感じでした。
次回ですが、2月か3月くらいにやるつもりです。
内容はテクノロジーに縛ろうかなと考えています、前回・今回につづいて大学絡みの話しが多かったので。

真面目なことを真面目に話したっていいじゃない

真面目なことを真面目に話したら、それを真面目に受け取って真面目にアンサーしてくれるのすごく嬉しいしおもしろいから、もっとみんな話せばいいのにと思っている。

で、最近ちょっと思ってるのはそれってHOPHOPの文化と割りと近いんじゃないかなーということ。
HIPHOP特有のアングラ感とか、Wack感とかそういったものを別の文化とも混ぜ合わせてみたい。

ここで自分が言ってる文化ってわりと「言いたいことを相手にぶつけて、相手もちゃんとアンサーを返していく」っていうことな気がしていて、フリースタイルみたいに即興でやるか、少し考えて楽曲としてやるかみたいなスタイルの差はあれど、相手の言ったことに一定のリスペクトを示していくのはとても大事なことだと思う。

テクノロジーの話しとか、教育・政治・経済・未来、話題はたくさんあるはずなので、みんなもっと話していこう👍

古い情報へのアクセスが多い時の申し訳無さ

このブログはなぜか毎日40くらいのアクセスがある。
もっとも見られている記事は、
mjk0513.hateblo.jp
mjk0513.hateblo.jp
の2つなんだけど、どちらも情報がSwift1.x時代のアレなのでアレ。

初学者向けのSwiftのテキストとかも昔書いていたけど、Swift3.0には対応できてないので厳しい。

というだけの話を33日ぶりのエントリーに書いてみる。

スタバの One more coffee システムが惜しい件

Facebookに書いたらなかなかに反響があったのでここにも。

 

STARBUCKSでの支払いはすべて公式Appでしているので、いちいち財布を出さなくてよいのでとても楽だ。
僕はほとんどドリップコーヒーしか飲まないので、もれなくOneMoreCoffeeの権利が貰えるわけだが、それがレシートに印字されたチケットなのである。
そのレシートをしまうために財布を出して、次回使うときに支払いはiPhone(App)だけどレシート出すために財布を出さねばならない。

 

もったいない!!!!

 

せっかくスマートにまとめてるんだからすべてAppで完結してほしい。
ドリップコーヒー買った時だけe-ticket発行しちゃえば確実だと思うので、是非とも実現してほしい。

Apple Payがついに日本上陸でユーザも増えるだろうけど、同様な事案が多々起こりそう。結局財布出すんかい!みたいなのはスマートではないよね。

スタバのカードはクレカと紐付けてるのでちゃちゃっと入金できるのは最高に楽。あとはそのUX周りをもう一度デザインしてほしい。

UXを意識することってとても大事で、ユーザへ不便を強いるのは開発者的には🙅🙅🙅

#DojoConJP に行ってきた

DojoCon とは、アイルランド発祥の子ども向けプログラミング道場「CoderDojo」のカンファレンス。
もともとは本家アイルランドなど海外で行われていたが、今年はじめて日本でも開催された。
dojocon.coderdojo.jp

目的としては、国内にもっとCoderDojoを増やそうというもので、「The More Dojos, The more cool coders.」というモットーがある。
#DojoConJP はCoderDojo西宮/梅田の方々を中心に運営され、会場も大阪の内田洋行大阪ユビキタス共創広場CANVASであった。

この1日でかなり多く考えることがあったので記しておこう。

パネルディスカッション「学生の道場運営者に聞く!」

国内にあるCoderDojoで学生が主体となって運営しているのは、僕らがやっている柏と、兵庫県明石にあるDojoだ。
今回は僕と明石の代表である東さんとでパネルディスカッションに登壇した。


例によって左側は学生感が皆無だ...

時間が20分と短く、なかなか話したいことをすべて話せたわけではないけど、はじめて学生Champion(Dojoの主催者のこと)とお話したのでなかなかに楽しかった。
僕がここで伝えたかったことは、「とりあえずやってみれば協力してくれる人はたくさんいるし、なにより続けることが大事です」ということ。
そりゃ初めのうちは認知もされてないし、1人も子どもが来ないなんてことはある。でもそこでくじけないで、自分のライフサイクルの一部にしてしまえば自然と活気があるDojoになっていくと思います!


...それにもっと言うと、僕らが柏でDojoをやりはじめたのは2013年の5月のことで、その頃の世間はまだプログラミング教育なんてはやってなかったし、CoderDojo自体の盛り上がりも少なかったわけで。いまはJapanのコミュニティもしっかりしてきてるし、なにしろプログラミング教育業界がアツいのでやれば人は来ます。
ただ、だからこそ大変というのもありますが。そこは覚悟がいると思います。

でも、やったもんがちです。

CoderDojo Foundation のRossと会った

僕は縁あってJapanとFoundationの担当者とミーティングする場に混ぜてもらえている。
その担当者Rossが今回の #DojoConJP にアイルランドからわざわざ来日して参加してくれた。

CoderDojoの良さって、FoundationやJapanといった組織にほとんど縛られておらず、自分たちで自分たちのDojoを運営できるところだと思っている。
とはいっても、やはりFoundationの人が来てくれるのは大きなことで、すごくよかった。

CoderDojo Japanの一般社団法人

Rossが来てくれた理由の一つに、CoderDojo JapanがCoderDojo FoundationとRegionalization契約を結ぶというものがあった。
この度、CoderDojo Japanは正式にCoderDojo FoundationのRegional Bodyとなった。それと同時に一般社団法人となった。
これにより、Foundationからの物理的支援や、国内外のスポンサーからの援助を各Dojoにスムーズに流すことができる。

僕も微力ながらお手伝いさせていただきます!

雑感

CoderDojoはローカルな活動ではあるが実はとてもグローバルな活動でもあるということを再認識した日であった。
柏は国内でもかなり手広くやっているけど、まだまだ発展できそうなこともあると思った。特にDojoでやることに関してはもっと自由度高めにできそう。
また、今回のDojoConにより多分もっと国内に伝播するので、とてもいいムーブメントが起こせそうだなぁと思ってる。
わりと初期から参加してる組としては嬉しい限り。

今年は関西での開催だったので、ぜひ来年は関東圏で開催したい。関東もまだまだ伸びしろあると思う。
とか言い出すとじゃあお前やれよという雰囲気になりそうなのでこれ以上はやめておきます笑

あとは阿部先生の基調講演はすごく勉強になった。とくに「発表会は誰のためなの?」という話題や、「どこまでを教えるの?」という話は、記事等では読んだことあったけど改めて聞くとKashiwaもまだまだな点がたくさんあった。
スライドは公開されているので、ぜひご覧ください。

www.slideshare.net



ちなみに、DojoConの前日から大阪に入ってすこしだけ観光を楽しんでました。
人生初大阪だったのでかなり新鮮だった。


あとDojoConの翌日(日曜日)は朝からCoderDojo Kashiwaがあったので、朝一の新幹線で帰ってきた。


これ、朝の5時過ぎの写真です。

そこからDojoやって1つ別の仕事して、そこからサイトの手直ししてとすごく働いた1日だった。
でもこの瞬間が楽しいんだからやめられないね。

兎にも角にも、 #DojoConJP 関係者各位、お疲れ様でした!

柏市の公立小学校でプログラミング教育がはじまる

7月22日(金)に柏市長が記者会見にて「2017年度からすべての公立小学校でプログラミング教育を導入する」と発表した。
詳しくは以下の報道資料をお読みください。

http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/020300/p036180_d/fil/July_pless1.pdf
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/020300/p036180_d/fil/July_pless1-2.pdf

僕はCoderDojo Kashiwaを4年間続け、のべ500人以上の子どもたちを教えてきた実績を買われて現在教育委員会のプログラミング教育推進チームに入っている。具体的な内容を作った。
公教育におけるプログラミング教育導入は実際にやってみないとわからないことはたくさんあると思う。

柏市の事例がおもしろいなと思うのは以下のとおり。

IT支援アドバイザー制度

これは柏市だけではなく多くの自治体に導入されている制度で、先生方だけでは抑えきれないICT教育に関して教育委員会がアドバイザーチームを編成して各学校をサポートするというものである。柏市は現在でもこの制度がしっかりと機能している。今回のプログラミング教育事業も、このITアドバイザーを中心として行うことが決まっている。
現在軌道に乗っている事業に乗っかってしまえばよかったので、柏市の場合は比較的導入しやすかった。

昭和の時代からやっていたプログラミング

昭和62年、柏市立田中北小学校ではLogoWriterを用いたプログラミングの授業が行われていたらしい。僕も今回かかわらせてもらってはじめて知ったのだが、プログラミング教育に関する知見は昔からあったそうだ。
本日行われた教員研修でも当時田中北小学校の児童で今は先生になられた方や、その当時新任で授業をお持ちになられていた先生が何人かいらっしゃった。これはすごくおもしろいなとおもった。やはり当時のワクワクした思いなどは大人になってもまだ覚えているということで、僕たちが今後すすめていくプログラミングの授業もみんなの心に残るようなものにしなければならない。

学校で完結しないことをあらかじめわかっている

今回の事業では小学校4年生の2コマを確保して、プログラミング学習の機会を提供しようとしている。しかし、やはりこれでは不十分である。これは教育委員会側も十分承知していることであるが、これ以上のコマ数を全学校で確保するのはかなり難しい。ここで、CoderDojoの出番である。CoderDojo Kashiwaのような地域でプログラミングをすることができる場所の紹介を授業中にすることで、授業を通して興味をもった子どもたちが更にできるような環境を提供することができる。
ということは、CoderDojo Kashiwaは受け入れる体制を整えなければならないということで、来年の4月に向けて鋭意準備中である。
また、家庭で継続して行うことを想定してツールをScratchに設定した。Scratchならば家のパソコンですぐに続きをはじめることができる。
本当はRaspberry Piなどを導入したほうがほんとうの意味で家庭ですぐにできることにつながっていくのだろうなとは思っているが、初年度はまずはScratch2.0でやってみる。

そして、アウトプットの場としてプログラミングコンテストを実施することも決まっている。
どのような形式で行うかはまだ決まっていないが、来年度の2月にはやる。


自分は大学の教育学科におり、初等教育を専門的に学んでいるので、今回の経験はとても素晴らしい物になっている。
と同時に、求められることも多くなっているので、もっとサクサクといろいろなことをこなせるようになっていきたいものだ。
また続報がでたらこのブログでもとりあげることとする。