プログラミング教育への需要と供給が間に合ってない件
本日(2016/04/17)のお昼に第58回CoderDojo Kashiwaの申し込みフォームをオープンさせたんだけど、22時には定員である20人を達成してしまった。
今日のお昼すぎに #CoderDojoKashiwa 58回目の申し込みフォームをオープンさせたんだけど、既に申し込みが18名。
— Kirie Miyajima (@mjk_0513) 2016年4月17日
Why!プログラミング効果なのか、Dojo無料化がでかかったのか。
どちらにしても何があったんだレベルですごい。
先ほど第58回CoderDojo Kashiwaの申込者数が20人に到達したので申し込みフォームを閉じさせて頂きました。たくさんのご応募ありがとうございます。 #CoderDojoKashiwa
— Kirie Miyajima (@mjk_0513) 2016年4月17日
春休み中にNHKで放送されたWhy!プログラミングの影響か、4月から本格的に無料化したのが思いの外ウケてるのか。真偽の程は定かではないけど、とにかく人気になった。
ちょっと前までこんなことにはならなかった。
徐々に徐々に増えていって気づいたら20人っていうのは何度かあったが、一気に申し込みが殺到するということはなかった。
ちなみに今日のKashiwa-no-haDojoの様子はこんな感じで、こっちも24人と多すぎるくらいであった。
せっかくみなさんが求めてくれているのに、それに応えられないのはやはり辛いものがある。
かと言って全員を受け入れるなんてことは不可能に近い。
会場のキャパだってあるし、メンターの数だってある。
ちなみにこの人数問題にはかなり前から取り組んできた。
- 2013年5月に始めた当初は月に1回の開催
- 2014年2月、メディアに掲載されたことを契機に申込者数が5倍に増えたので月2回開催に
- 2015年6月、場所を分散させるためにCoderDojo Kashiwa-no-haを設立
- 2015年12月、更に分散させるためにCoderDojo Nagareyamaを設立支援
こうやってみると大分拡大させていったんだけど、今回のこの現象をみるとまだ足りないっぽい。
プログラミング教育に対するニーズの高さを痛感するとともに、需要に対する供給量が足りてなさすぎる現状をつきつけられる。
自分はTEDxKidsで「現状の学校ではプログラミングを教える環境は整ってなさすぎる。だからそんなときにこそ地域の草の根コミュニティを使おうじゃないか」という話をした。
How kids can learn programming without losing creativity | Kirie Miyajima | TEDxKids@Chiyoda - YouTube
もう2年ほど前の話なので情報は古いけど、基本的に今も思ってるスタンスは変わらない。
ただ、その時と違うのはプログラミング教育への注目度が格段に変わったことだと思う。
もちろん全国的に見たらまだまだ知名度は足りないし盛り上がりに欠けることもあるんだろうけど、2年前に比べたら皆の意識は変わり始めてる。
供給側の体制をもう少ししっかりしないといつか潰れるなと思った。
【講義記録】その1
大学の講義が始まってちょうど1週間が経った。
そこそこ慣れてきたような気がするが、まだまだ大変なことはたくさんある。
さて、自分は教育分野にかなり興味があり毎日の授業がすごくおもしろく感じている。
せっかくなので1週間の授業で得た新しい発見だったり疑問に思ったりしたことをこのブログに書き続けてみようと思う。
これがある種の勉強になるといいかなと。
"領域"と"教科"
恥ずかしい話だが、道徳が教科ではないと知らなかった。
"領域"という分野に分類されるらしい。勉強になった。
この話、なにが大事かというと、自分は今まで「現状では義務教育段階にプログラミング学習を導入するのは厳しいんじゃないか」という立場をとっていたが、ここでいう"義務教育段階"ってなんだという話で。
ここら辺は教育学をなにも知らなかったので出た言葉だったなと反省した。
ちなみに今プログラミングを学校に導入しようと主張している方々は[教科としてのプログラミング]なのか、[領域としてのプログラミング]なのか、はたまたそれ以外の道なのかが気になった。
調べてみるとおもしろそうだ。
世界の教育事情
入学前からかなり楽しみにしていた講義のひとつ。
様々な国の教育を比較しながら研究していくという講義。
教授の知識量がハンパないのでので講義が楽しい。おもしろい。
CoderDojoはアイルランドが発祥のムーブメントなので、そこら辺もあらためて自分で調べてみようかなと思った。
語学系
中国語難しい。まだ2回しかやってないけどできる気がしない。
英語C(Communication)はネイティブの先生が担当されてるんだけど、すごく聞き取りやすい英語で助かる。
自分リスニングはかなりできる(気がする)ので割りとどうにか乗り切れそう。
あと、英語R(Reading)は高校でずっとやってたシャドーイングをやりまくるような授業だった。
うちの内部生だけめっちゃできてておもしろかった。
ピアノ
うちの学科は小学校教員養成を目的としているので、ピアノが必修。
さっそく「かたつむり」を左手伴奏ありで引くという課題が。
いままで右手でしか弾けてなかったんだけど、どうにか途中までは左手有りで弾けるようになった。
もうちょい練習だな。
悲しい情報処理
昨年まで高校で受けていた「情報」はすごく楽しい授業だったんだけど、大学の初等情報処理はホントに時間の無駄だった...
シラバスの最初に[電源の投入]と書かれていたので、もしやとは思ったけどほんとにそこからやることになるとは。
「Tabキーを押すと入力場所が変わります。」
— Kirie Miyajima (@mjk_0513) 2016年4月12日
「大文字や特殊文字はShiftキーを押します」
— Kirie Miyajima (@mjk_0513) 2016年4月12日
これ、まじでこんな感じです。
これを受けて思ったのは、
英語とか数学は成績考慮してクラス分けされるとこが多いのに情報は一律で学ぶとか理解に苦しむ
— Kirie Miyajima (@mjk_0513) 2016年4月11日
ということ。
音楽も自分みたいにできない人とめっちゃできる人でわけちゃえばお互いが幸せなのにな。
小学校ではそういう状況じゃないからそれに耐える訓練なのか...
90分の授業が苦痛でならないと思ったのは初めてだった。
「宗教上の理由でWindows使えないんです...」って言って履修免除にならんかな
— Kirie Miyajima (@mjk_0513) 2016年4月11日
#宗教上の理由 pic.twitter.com/juZq6ST8OZ
— Kirie Miyajima (@mjk_0513) 2016年4月12日
とりあえず今週はこんな感じだった。
来週以降も気が向いたら書いてみる。これで1週間の授業を振り返れるのは割といいな。
iCloudミュージックライブラリの認証が勝手に外れて困る
AppleMusicの売りのひとつに、オフライン状態でもローカルに落とせば聞けるってのがあると思うんだけど、自分の環境だとなぜか勝手にiCloudミュージックライブラリの認証が外れてることがある。
ここにすべての曲が入ってるので、外出先でさあ曲を聞こうとMusicApp開くと曲がないという事態が発生する。
iPod touch 5th、AppleMusicの連携が突然外れたりすべてアンインストールされたりすることがあるからそろそろ替え時かもしれない
— Kirie Miyajima (@mjk_0513) 2016年4月3日
あとiPod touchが
— Kirie Miyajima (@mjk_0513) 2016年4月4日
からまたしてもAppleMusicの曲が消え去ったので悲しい
許せない。
写真はOSX版のiTunesで全てDLしなおしになった時の写真。
Appleさんここらへんどうにかしてくれませんかね...
あと、ローカルにDLされていない曲を一括でDLするっていう機能をつけてほしい。
いちいちタップしていくのだるすぎる。
学校を取り巻くIT環境 "世間"と"生徒"のギャップ
ほぼ自分のFacebookからの抜粋になりますが...
先日ある場で電子黒板の利用について民間で推進してる人の話を聞く機会があった。
その人は
「学校の先生が使いこなすということは現状難しい。であれば生徒が先生に教える逆の形が望ましいのではないか」
とおっしゃった。
確かに一般的には生徒のほうがITリテラシが高いとされている。
www.nhk.or.jp
このような取り組みが行われるのもそういったある種"期待"があるからだろう。
でも、現実はそうではない。
生徒のITリテラシーが高いなんて誰が言い始めたのかわからないけど、少なくとも僕のいた高校ではそんなことなかった。
むしろ、先生も生徒も基本的に同じ。
確かにほとんどの生徒はスマートフォンを持っている。
が、何に使っているかというと
がほとんどだし、試験範囲を写真に撮るとかっていうことくらいしかやってない。
完全に"機械に使われてる"形だ。
しかもスマートフォンしか使ってないのでパソコンの使いかたがわからない生徒も多い。
高校3年生でMicrosoft Officeが使いこなせない生徒、多分全体の8割くらいいるんじゃないかな。
複雑な問題に対して複数のツールを使って解決できる子が何人いるだろうか。
どうみたってこんな状況で生徒が先生に教えられるはずなんてないよなと。
もちろん中にはリテラシーが高い生徒もいる。びっくりするくらい使いこなしてる子もいるけど、じゃあその子にしわ寄せがすべて行ってしまうのはどうだろう。
自分はそっちがわの人間だったからよく分かるけど、ITに強いってだけでいろんな仕事を頼まれすぎる。
まったく知らない分野のこと(僕だったら映像編集とか音声編集、Photoshopでデザイン等)を「どうせこれもできるでしょ!」みたいな感じで頼んでくる。
相手に悪意が無いだけに悪質だ。
学校は生徒のリソースをタダで使えると勘違いするのはそろそろやめたほうが良い。
でも、だれも学ぼうとしないし、学ぼうという意識がある先生も結局忙しくてそこまで手が回ってないのかな。
グアムのIT事情 〜グアムに4日いて気づいたこと〜
久しぶりに家族で海外旅行に来ている。場所はグアム。
日本からわずか3時間半ほどで着いてしまう南国の楽園。
具体的になにをしているとかは別のエントリーで書くとして、今回はグアムのIT事情についてご紹介してみようと思う。
1. グアムでiPhoneを使う
自分はSoftbankと契約をしているiPhone5Sをメイン端末として使っている。
Softbankだと「海外パケットし放題」が使えるので、グアムでもそのまま使うことができる。
www.softbank.jp
グアムに到着し、入国審査を待っている間に現地キャリアの設定をしてみた。
割と簡単にキャリアに接続することはできた。
が、
まったくもって回線を受信しない。
感覚的には通信制限くらったときぐらいの遅さ。
いろいろ調べたら4Gではなく3G回線だったみたい。
でもタモンの中心街でも受信してないんだからこのキャリアはないよなという結論に至った...
2. グアムの公衆無料Wi-Fi
前述したとおり、基本的に携帯電話回線は使えないに等しい。TwitterのTLを更新するのに何分もかかる。
そんな環境だからこそなのか、グアムは公衆無料Wi-Fiが半端無く発達している。
どこのお店にいっても基本的にWi-Fiスポットを開放してるし、いま泊まっているホテルは各客室に1つずつアクセスポイントが設置されている。
また、ビーチにも「(ホテル名)-beach」みたいなSSIDでアクセスポイントがあり、これがめちゃくちゃ便利。
完全に観光客向けなんだろうけど、だいぶ助かった。
おかげで、ビーチから日本とSkypeをつなぐことができた。
3 グアムの現地の人たちの携帯電話
現地の人たちがiPhoneとかスマートフォンを使っているのを見たことがない。
もちろん使ってる人もいるんだろうけど、基本的にみんなガラケーだった。
タクシーの運転手さんがもってるのは簡易無線的なもので、ガラケーのようなかたちをしてる。
それで「 Four Japanese ◯◯ hotel」のように行き先を本部に伝えてた。
あと、町中で普通にケータイ売ってる。
アウトレットとかだけじゃなくて、普通のスーパーの一角にあったりする。
日本だとキャリアの直営店とかが多いから新鮮だった。
4. オーダーシステムがすごい
iPad mini をつかって客の注文をとり、厨房に流して提供する。チェックもその端末で行う。
AppleStoreの決済は店員の端末からできるようになってるけど、それと似たような感じ。
座席をタップすると明細がでてくる場所もあった。
キャッシュで払った人には当然お釣りを返さないといけないからレジに行かなきゃいけないんだけど、そのレジもいろんなところに備え付けられている。
データは一括で管理されてるから、レジも複数個あっても不便なことがなにもないんだろうなと。
すごく合理的で良いシステムだった。
日本でもAirREDIとかがあるからうまく活用できると思うんだ。
airregi.jp
5. 番外編 UNITED航空のアプリがすごい
成田からグアムまではUnited航空を使ったんだけど、公式が出してるiOSアプリがすごすぎてびっくりした。
航空券の番号と自分のラストネームを入力すると、どの飛行機に乗るかとか、どこから出るだとか、空席情報だとか、席のアップグレード申し込みとかが自分の手元の端末で確認できる。
さらに、Apple Wallet(旧Passbook)にも対応しているのでチェックインがiPhoneまたはApple Watchで行える。
自分はAppleWatchユーザだから当然AppleWatchでチェックイン。
さらにすごいのが、機内にWi-Fiが通っていてローカルネットワーク使って動画をストリーミング配信してる。だから飛行機自体にはディスプレイはなく、個々人のデバイスで見ろという考え。
おもしろい。
スマホで見ることを前提としてるから、こういう簡易スマホスタンドが配られた。
旅行の詳細については書く気があればまた書きます。
とりあえず、グアムのIT事情紹介でした。
高校生から大学生になりかけている今感じていること
高校生最後のテストが終わってから1ヶ月が経とうとしている。
うちの学校は卒業が3月の半ば過ぎとかなり遅いので、約2ヶ月ほど自由な時間がある。
同級生は教習所いって免許とってたりバイトしてたり卒業旅行に行ったりとしてるんだけど、うちは教習所にかかる費用は全て自分で出さないといけない系の家族なので今すぐには行けない。
だからと言ってなにもしていないわけでもないのだが。
それで、なんだか最近いろんなことを漠然と考えたり思ったりしているのでちょっと書いてみる。
「漠然としたモチベーション」の維持
テスト終了後から前回ポストしたプロジェクトに取り組んでた。
mjk0513.hateblo.jp
ただ、これも前述したとおり雨で中止になってしまった。
2週間くらい集中して取り組んで製作したプロジェクトだったのでとても残念だった。
僕は全体の統括とKinectとProcessingの部分の開発をしていたんだけど、Processingでがっつりコード書いたのは初めてだったのでいい経験になった。
数学が苦手な自分としては、作りたい機能にどんな数学的知識が必要なのかさえわからず手間取ったが、チームメイトのおかげでどうにか実装できた。
...といった右往左往がありつつやっと形になったので、なおさら悔しかった。
まあ天気に文句を言ってもどうしようもないので割りきるしかないとは思っている。
が、その後の「漠然としたモチベーション」がだだ下がりしているのがやばい。
ここでいう「漠然としたモチベーション」とは自分の行動全体の話で、ある特定のこと(仕事、勉強、家事 etc...)だけではなくそれ全体のことを指す。
なんだか生活にハリがなくなったなぁと感じることが多い。
1年くらい前はもう少し日々おもしろく過ごしていたような気がしてならない笑
もう少し「漠然としたモチベーション」を上げる努力をしないとダメになる気がするのでもう少し頑張ろう。
最近はスプラトゥーンばっかりやってる。
親友がWiiUごと貸してくれた。
高校楽しかったな&大学どうなるのかな
もうこれはタイトルどおりで、高校がめっちゃ楽しかったという話。
男子校も6年間通い続けるともうそこは天国なわけであって、もちろん大変なこととかめんどくさいこともあるけど基本的には楽しい。
うちの学校の雰囲気だからこそという部分はあるんだろうけど、本当に高校は楽しかった。
そして、大学。
大学はそのままエスカレーターで進学するので、全く知らない大学というわけではない。
しかも同じ学科にすすむ内部生の中にこの3年間ずっと一緒に遊んでたやつが何人かいるので楽しみでしかない。
ただ、それと同時に学校外の活動はどうしていこうかなと考えることもある。
そして学校外の活動でしりあったうちのメンバーたちとの関係って今後どうなっていくのかなぁと思う時もある。
もともとうちのチームは皆高校が違うんだけど、進学先もまたバラバラ。
歯医者さんになるやつもいれば美大に進むやつもいるし、音響の専門だったり映像系の大学だったり...
わけがわからない。
また謎な奴らの集まりになりそうなんだけど、最高なチームであることは間違いないのでずっと一緒にわいわい仕事していけたら最高だなと思ってる。
将来どうしようかな
大学もそうだがそこから先の進路もどうしたものかと考えることが多くなった。
教育学科に進学予定なので何事もなければ小学校の教員免許を取得することができる。
小学生のときから先生になることが1つの夢だったので嬉しい限りではあるが、小学校の先生になりたいわけではないのかなぁと思ってる。
教育学をしっかりとまなび、プログラミング教育の専門家になりたいな。
この3年間プログラミング教育をテーマとしてCoderDojoだったり他の活動もやってたこともあり、このテーマからは逃げたくない。
中高の情報の免許も取得して、現場のことも知りつつっていうのがベストかなぁと。
あと、個人のプログラミングスキルについて。
教育学科なのでプログラミングの授業とかはほぼほぼないので、自分の技術力を維持増進していくのはかなり大変だと思うんだけど、いままでもそうやって覚えてきたからこれはもう少し頑張ればどうにかなるかなって甘い考えをもってる。(どうにかなって!)
ハッカソン行きたいってずっと言ってる。(今年の石巻ハッカソンには何が何でも参加するぞ)
生の開発現場でもみくちゃにされる経験もしてみたい。
まとめると
漠然と思っていること・考えていることを言葉にしたらなにかまとまるかなと思ったけどそうでもなかった笑
またなにかあったらつらつらと書いていこう
あとこのブログの説明変えなきゃ。
"""高校生"""じゃなくなる。